会社員一年生
大学を卒業して、普通の会社員になった。
普通の人が22歳で実現することを30歳で実現したことになる。
就職したのは老舗の電機メーカーだったので、院卒の人もかなり多く、同期で27~28歳くらいの人はいて、中には博士で30歳くらいの人も2人いた。
とはいえ、やはり自分が最も高齢だった。
一番心配したのは先輩社員との人間関係だった。
直近の先輩は22歳で入社した人で自分よりも7歳も若かった。
その一つ上の先輩は院卒の人で自分よりも、4歳若かった。
当然ながら、先輩には気をつかい、敬語で話すように気を付けた。
配属された部署の上司は非常に温厚な人で仕事がとてもやりやすかった。
こうして、社会人として充実した初年度を終えた。