元非正規社員が40歳で年収800万円を達成した成功体験

30歳で年収150万円の元非正規社員が40歳で年収800万円の正社員になった成功体験を語ります

派遣社員の客先単価

派遣社員には客先単価というものが存在する。

 

技術の社員だと、最低でも1日3万円くらいの単価になる。

 

本人の時給が2千円だとすると、10時間働くとすると、2万円になる。

 

3万円から2万円を引いたお金が、派遣会社の営業や事務の社員の給料となる仕組みだ。

 

派遣社員の単価については、自身が知ることはできない。

 

会社がどれほどのマージンを取っていることがばれてしまうので、教えてくれないのだ。

 

ある日、自分の単価を偶然知る機会があった。

 

別の派遣会社の社員が「ここに書いてありますよ」と教えてくれた。

 

部署の経費を管理している台帳にあったのは、まぎれもなく自分の単価だった。

 

その金額は、一ヶ月70万円。

 

すなわち、会社には年間840万円が入ることになっている。

 

一方、自身の年収はせいぜい450万円なので、マージン率は46%となる。

 

一般的に、特定派遣と呼ばれていた派遣社員の場合、40%程度と言われているが、それを大きく上回る数字だった。

 

派遣社員の悲しい現実を知った瞬間だった。