高齢者の雇用対策が仇
契約社員、派遣社員と2度も雇止めを経験した自分は、非正規、派遣社員という働き方にリスクがあることを身をもって知った。
雇止めと聞くと、「本人の能力がないから」と思う人も多いかもしれないが、実際にはそうとも言えない。
会社という組織には残さなければならない高齢社員がいる。
近年の高齢者の雇用対策もあり、若い社員の雇用よりも、年齢の高い社員の雇用を重視するようになってしまった。
人員を減らさなければならない場合、普通に考えると、若い人を残して、再雇用の人を減らすはずだが、なぜかそうならない。
自分のいた会社では、30代の派遣社員や自分のような契約社員を雇止めにし、再雇用の社員の雇用を継続させていた。
3年、5年の近い未来を見据えた対策と考えられるが、10年、20年という先を見据えた対策にはなっていないのは明らかだ。
上記を身をもって経験した自分が言いたい。
国は雇用対策の考え方を改めてほしい。