派遣会社の現実
新卒から2社目の会社で契約社員として、働いていたときに、同じ職場で派遣社員の人と出会った。
その人は専門卒で、大手の人材派遣会社のリーダー職として派遣されていた人だ。
勤続15年、派遣会社では大ベテランとのことだった。
同期で入社した人は、もう誰も残っていない。
その会社の昇給は、1年に3000円ほどとのこと。
専門卒の新卒基本給は18万円ほどと考えて、現在の基本給は22.5万円ほどだろうか。
自分はちゃらんぽらんな人間で独身なので、自分のお金だけ稼げればいいとのこと。
あまり欲がない人間だった。
大手メーカーでは、終身雇用の考え方も残ってるので、新卒の人が定年まで働くことも多い。
勤続15年で同期入社が全員会社を去るというのは、何とも寂しい現実だ。
特に仲良しということではないが、その派遣会社に応募していたので、その人に相談することにした。
年収査定が出ていた数字については、その会社では上限に近いとのこと。
自分でも非常に良い査定が出ていると感じていた。
だが、結果的には、その派遣会社に入社することがなかく、それっきり連絡を取ることはなかった。