元非正規社員が40歳で年収800万円を達成した成功体験

30歳で年収150万円の元非正規社員が40歳で年収800万円の正社員になった成功体験を語ります

会社を辞める日

若い頃はあまり意識しなかったが、新卒で入社した会社、次に働いた会社を辞める日は、本当に悲しい気持ちになった。

 

いずれの会社も、社員証がなければ入ることすらできない会社なので、一度、社員証を返却してしまえば、二度と会社に来ることはない。

 

会社を辞める日にやることは一つ。

 

午前中はデータの移し替えや他の社員への引き継ぎ、午後は机やパソコンの返却などだ。

 

パソコンを閉じてしまうと、もうやることがないので、椅子に座ってひたすら定時になる時間を待つ。

 

定時になったら、周りの社員に挨拶をして、最後の別れを告げる。

 

契約社員だった会社を退職したときは、建物の前まで職場のみんなが見送りにきた。

 

そのうちの一人(20代後半の男)が、手を振ったときに、泣き始めてしまった。

 

そのまま振り返ることもせず、工場の門まで行き、社員証をリーダー社員に返却して、握手をして別れた。