2年ぶりの営業面談
2年間勤めた派遣先を雇止めとなり、2年ぶりに営業面談に行くことになった。
ある時期になると、すごい勢いで営業担当から電話がかかってきた。
あっちへ行け、こっちへ行けと1日4件、5件と営業に行かされる。
大部分が業務内容が経歴と合わず、嫌な思いをして帰ってくる。
2年間、片道2時間の通勤を続けて、大変だったので、できれば片道1時間くらいの派遣先で働きたいと考えていた。
そのときの自分は2年前の自分と比べて、業務経験以上の大きな武器があった。
電験三種という資格だ。
この資格を取ったというよりも、何が何でも取ってやると思ったのは、2年前の営業面談での経験からだ。
「いろいろ資格を持っていますね。でも、電験もっていませんね」
そこではファームウェアの技術者を探していたようなので、関係ない資格のはずなのだが、雑談的に言ってみたのだろう。
電験を持っていたら、電気設備の会社で働けるので、そもそも派遣会社で働いていないだろうに。
電験三種を取ろうと強く思った瞬間だった。